窓に貼って剥がせる新素材。自己吸着シートに印刷してみました

窓に貼って剥がせる新素材。自己吸着シートに印刷してみました

お店のショーウィンドウや、最近では車の窓や、スマートフォンに貼るノベルティグッズなどにも使用される自己吸着シート。

ステッカーとは違い「糊」を使わないので、貼ったあとも簡単に剥がす事ができます。もちろん、剥がした跡も綺麗。さらに何度も再利用が出来るので使い捨てにならず、色々なシーンで今注目を集めています。

今回はそんな自己吸着シート素材を一部入手する事ができたので、グラビティの規格商品にはないのですが、溶剤インクジェットプリンターを使用して試し刷りをやってみました!

グラビットを試し刷り!

余りの部分にちょこっとグラビットを印刷してもらいました。ちょうど私物のiPhoneに収まるくらいの大きさです。写真をみると乳白色のクリアな印象の仕上がりですが、この乳白色は下の台紙の色です。接着する側の表面は透明塩ビを使用しているので、無色透明の仕上がりになります。

では早速印刷したグラビット君を貼ってみたいと思います。

特にサイズを測っていなかったのですが、ちょうどおさまりよく仕上がりました。

貼ってみるとボディが黒なので若干透けて見えてしまいますが、いい感じに仕上がっています。

ただ写真では分かりにくいのですが、ところどころに空気が入ってしまいました。もっと大きなサイズで貼付けを行う際には、少し慎重に施行したほうが良いかもしれません。

こちらは100円ショップで購入したiPhoneカバーに貼つけた状態です。やはりクリアな面の方が光を通して綺麗に見えます。

剥がすのも簡単。ピタっと貼れて、ペロリと剥がせる。この感覚はちょっとクセになりそうです。何度でも再利用がきくので気軽に楽しみながら貼り替えができますね。

自己吸着シートとは?

では、そもそもこの自己吸着シートとはどういう作りになっているのでしょうか? 図は今回使用したシートを拡大した構成イメージです。

素材は「ランタックS」といわれる透明PETの自己吸着シートです。2層構造になっており、表面は透明PET素材で特殊コーティングを施しているので、溶剤系のインクジェット印刷が綺麗にのるように仕上げられています。

その下の特殊アクリル樹脂が自己吸着層となっており、平面と密着し真空に近い状態にすることで、ピタッと吸着させます。

また吸着した部分を少しでも剥がせば、そこから空気が入り込み簡単にはがれていきます。

まとめ

いかがでしょうか? 今回はグラビットのサンプルしか作れませんでしたが、他にもステッカーの代用として他の商品に派生することが出来そうなので、今度、機会があったらまた色々と試してみたいと思います。

今回は以上です。制作のご参考になりましたでしょうか? グラビティは小ロットのグッズ印刷を得意とする会社です。この他にもこの印刷の金額が知りたい、これ出来る? データの作り方も教えて…等など、印刷に関わることなら何でも聞いてください。

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